「えっ!ペットボトルって、リサイクルされていないの!?」

武田邦彦
「ペットボトルのリサイクル」と言えば日本国民で知らない人はいないと言っても言い過ぎではないようなものです。それなのに「日本ではペットボトルのリサイクルはされていない」という意味のことを書いた本を出版したのですから、どういう反響になるかはまったくわかりませんでした。
環境問題はなぜウソがまかり通るのか』と題するその本が洋泉社から2月の終わりに出版されてしばらく反応は穏やかでしたが、1ヵ月ほどたったときに関西を中心に放映している『たかじんのそこまで言って委員会』(読賣テレビ系)という番組にゲストで出た途端、その日から本も評判になり、多くの人に目に触れるようになりました。

拙著『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(洋泉社)の中で私が書いたことは次の3つでした。
 一つは「日本ではペットボトルはリサイクルしていない」、二つめは「地球が温暖化しても海水面はあまり上がらない」、そして三つめに「ダイオキシンは猛毒ではない」ということです
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拙著をまだお読みになっていない方の為に簡単に解説しますと、北極の氷は海の中に浮かんでいるので、融けても融けなくても海水面には影響がありません。私は大学で物理を教えていたので、4年ほど前、テレビで「北極の氷が融けて海水面が上がる」と聞いたときにはビックリしました。本当にアルキメデスの原理に反することが起こるのか? と驚いたものです。

 南極は少し難しいのですが、冷蔵庫を思い浮かべれば気がつくでしょう。冷蔵庫に水を入れるよりお湯を入れた方が霜は多く付きます。つまり、うんと冷えたところがあると周囲の水の温度が上がった方が凍る水の量が増えるということです。南極点の温度はマイナス50度ですから少しぐらい温度が上がっても零下何10度であることは変わりません。だから、「温暖化すると南極の氷が増える」ということになるのです。

今回の実験では、蚊が18メッシュのネットを通り抜けることはなかった。18メッシュの網目が1mm強なのに対して、アカイエカヒトスジシマカの体長は3mm以上あることも、この結果を裏付ける。ただし、ユスリカなど体長が1mm以下の虫については、18メッシュでは通り抜ける可能性がある。
 
 蚊がサッシとネットの取り合い部分から侵入することもわかった。これはO邸のアコーディオン網戸が古いタイプだったことが関係している。網戸メーカーによると、こうした古いアコーディオン網戸は、網戸を購入したサッシメーカーに補修を頼めば、修理に対応する場合がある。また、現在発売されているアコーディオン網戸は、サッシとのすき間ができにくくなっているそうだ。

 そもそも、蚊の侵入原因で一番多かったのは、網戸の通り抜けではなく人の出入りだったので、蚊を追い払ってから出入りすることも重要だ。

「ポイント」導入の目的の1つは「囲い込み」です。

家電量販店では、貯めたポイントが同じ店で次の商品を買うときの代金に充てられ、ネットショッピングモールでは貯めているモールが利用されます。そして、ポイントに期限を設けて「早く使え」と急かすことは、消費者に忘れられないために重要です。

今のご時世、ほとんどの商品はどこで買っても値段は同じなのですが、ポイントによって金銭的メリットを与え、期限を設定し定期的に利用させることで消費行動を習慣化させ囲い込みます。

多くの人は「いつもの店」を利用したがるものなのです。