「なんと面妖な」「これは異なことを」。ちょっと堅苦しいはずの「侍言葉」が若い世代で静かな人気を呼んでいる。メールの文章を面白言葉に変換するサイトでは「武士語」にアクセスが殺到し、時代小説に登場する武士の日本語を集めた本がヒットする。遊び感覚ではあるが、失われがちな品格も感じさせてくれる。(海老沢類)