研究グループのアプローチは冷蔵庫の原理を使ってCPUを冷却しようというもの。ただし、冷蔵庫といっても1円硬貨くらいの大きさの薄膜のなかにエバポレーターを内蔵させ、このシート状の「冷蔵庫」をCPUの表面に貼り付けることでCPUを直接、冷却しようとするものとなる。

 エバポレーターを備えた冷却機構を実現するためにはコンプレッサーに相当するポンプの機能が必要となるが、研究グループではポリーマイドと呼ばれるプラスティックの薄膜の表面を金属で覆い、静電気を使って膜に微細な振動を起こすことでポンプの機能を内蔵させることも可能であることを実験を通じて実証した。