DT50と並んでかなりお勧めのバイクである。250cc4ST並のパワーを 125ccという格安の維持費で手に入れることができる。高速には乗れないが、一般道では車やワンクラス上のバイク等を余裕でリードできる。最高速はバハと同じ位は出る。60kmからの加速は250ccのバハに対抗できるというか、それ以上かもしれない。バハと変わらないパワーで維持費は格安、その上燃費が30kmぐらいと80ccのCRMよりいいのだから今までが嫌になってくるなあ。
 キャリア・タコメータ・大型角型ライトが付いていて、どちらかというとツアラー寄りかな。メーター周りはバハよりもゴージャス。やっぱりメーターはデジタルよりも、アナログの方が走っている気になるものだ。キャリアは何故かDT50よりも、積載重量が1kg少ない2kgまでとなっているが、どう見ても 2kg以上積めそうである。ツーリング・エンデューロ・ストリートなど、何でもこなせそうなマルチトレールだ。
 こちらも2000年の排ガス規制で、市場から姿を消したが、中古で手に入れることは可能。DTの歴史が長いので、中古自体は比較的玉数がある。ヨーロッパでは発売中(2002年現時点)なので当分アフターパーツの供給も可能だろう。これから先、125ccで22psも出るバイクは登場することはないと思う。 2002年現在でも、新車の在庫を抱えているショップも、少なからず存在するようなので、買うなら今しかない。
 2ST車全般に言えることではあるが、エンジンを50000km、100000km・・・と長持ちさせたいなら、ピストンリングを15000km毎交換したい。4STは100000km毎交換と言われているので、それから考えると、2STはピストンリングの耐久性はシビアである。>