「歩いている間や動いている間に汗が出ないにもかかわらず、止まった瞬間に噴き出すというのはよくあること。理由は、“皮膚温”が上がるからですよ」
血液は、「使っている部分」に流れていく性質があるため、動いている間は、使っている筋肉のほうに血液がとられているのだとか。
「でも、立ち止まったり、動くのをやめると、筋肉が使われなくなるため、筋肉に血液が流れていかなくなります。そして、それまで筋肉に使われていた血液は、筋肉ではなく、皮膚のほうにいくんです。すると、皮膚温が上昇して、汗が出るんですよ」