この希少な琥珀化石が見つかったのは2008年12月のことだ。専門家によって、琥珀にクモの糸の切れ端が含まれており、現在のコガネグモ科の祖先が、約1億4000万年前に吐き出した糸であることが確認された。

ピノサウルスやプシッタコサウルスが地上を闊歩していた白亜紀前期の、琥珀化石におけるクモの糸の実例はこの発見が初めてだ。