「十分な蓄えがある人を除けば、働くことで対価を得なければ暮らしていけません。(中略)ところが、すでに十分な蓄えがあるのに働き続ける人がいます。また定年を迎えて仕事を離れた途端に、元気を失くす人がいます。遊びは飽きるけれど、働くことは飽きないという人もいます」

 「人は社会に出て働くこと、社会に参加することで自分の存在意義を認識し、喜びを感じられる動物でもあるのです。働いている大人たちをよく観察してみてください。どんな顔をして働いているでしょうか。楽しそうに働いている人、無表情で働いている人、苦しそうに働いている人。一度きりの人生、あなたはどんな顔をして働きたいですか」