ウイルスの表面にある糖タンパク質の結合する相手が、人間の細胞側の特定のタンパク質であることを突き止めた。

 川口さんは「このウイルスはいったん感染すると潜伏感染し、頻繁に再活性化する。従来の抗ウイルス薬は感染を防ぐことはできなかったが、今回分かったメカニズムは、感染を防ぐ薬の開発につながる」と話している。