見えないガラスは、ガラス基板の表面と裏面にそれぞれ反射防止膜を形成することで、光の反射を抑制している。一般的なガラス基板では、光が入射したときに約92%が透過、残りの約8%が反射されるのに対し、開発品は約99.5%が透過する。つまり、反射光はわずか約0.5%にすぎない。視感反射率は0.1%以下という。反射防止膜は両面合わせて30層以上で構成され、かつ各層はnmオーダーの膜厚制御がなされているとする。