ギヤ比との絡みでいえば、高負荷領域が得意なRZはハイギヤードで速度を稼ぐ、低負荷領域で効率が良いTZはローギヤードで回転を稼ぐ、という使い分けになります。逆の使い方は効率の悪い部分で使うことになるので燃費的には厳しい使い方になります。上の1枚目のグラフを見ると、確かにRZのほうが無負荷領域でTZより伸びてるじゃん、という読み方をしてしまうのですが、そういう方には、じゃぁ3枚目の消費電流ベースのグラフと突き合わせてみてください、と申し上げておきます。過大な電流消費と引き換えにRZのハイトルクと高回転が成立しているわけで、実際には低いギヤ比で回転数稼いで走らせても燃費が悪くなるだけ。確かにRZはタミヤのレイダウン23Tとして初めて、謳い文句通りの「高回転型」モーターに仕上がってはいますけれども(従来のタミヤのレイダウン仕様はスタンドアップ仕様よりむしろ回転数は低かったですからね)、誰が何と言おうとRZをローギヤで「高回転」させてはダメです。あくまでもRZはハイギヤーでゆっくり回して使うモーターです。でないとモーターが熱ばっかり出してすぐバッテリーが終わっちゃいますよ。「低負荷領域で効率が悪い」というのはそういうことです。