名古屋大学大学院理学研究科の久本直毅准教授らのグループです。
グループは線虫という小さい生き物で、神経が再生するときに分解される「アナンダミド」という物質に着目しました。
実験の結果、神経を切断しそのままにしておいた線虫ではおよそ65%の神経が再生したのに対して、アナンダミドを与えた線虫ではおよそ25%しか再生しなかったということです。
アナンダミドはヒトでもケガをしたときに分泌され、痛みを和らげる物質で、マリファナに構造が似ているため「脳内マリファナ」とも呼ばれます。