しかし下ノ廊下中枢の景観は、やはり歩かなければ見る事ができない。精神的にも肉体的にもくたくたになる道ではあるが、それでも行って良かったと思わせるに十分な景色を見る事ができた。

なお、下ノ廊下を歩く事ができるのは雪が解けて道の整備が終わる9月始めから10月末までのわずか二ヶ月間だけ。限られた期間、黒部までのアクセス、道の険しさと、訪れるにはなかなか厳しい条件の場所だけれども、だからこそ満足感が大きいワケですな。