スシローではレーンに出すネタを「橙」「白」「黄」という具合に9種類の色で表して管理している。一番の売れ筋は橙色に、順に白色、黄色と続く。スタッフは色を見るだけで、どのネタを流せばいいかが一目で分かる仕組みだ。

 喫食パワーが小さい時は、売れ筋の橙色だけを流す。顧客が増え、喫食パワーが増してくれば、「黄色まで流せ(黄色という指示が出れば、より優先度の高い橙色と白色も合わせて流す)」という指示がシステムから出る。ネタの種類だけでなく、レーンに流す枚数もシステムが指示する。こうした細かな工夫で、現場の煩雑さを取り除き、作業効率を高めている。