重いけがで救急搬送されたO型の患者は、それ以外の血液型の人に比べ、死亡率が2倍以上高いとの研究結果を、東京医科歯科大の高山渉特任助教(外傷外科)らが2日、救急医学の専門誌に発表した。O型は他の型に比べて血が固まりにくく、大量出血する人が多い可能性があるという。

地球がある天の川銀河(銀河系、Milky Way)の隣に位置するアンドロメダ(Andromeda)銀河(M31)は、「最近」に起きた2つのより小規模な恒星系間の巨大衝突で形成されたとする研究結果が14日、発表された。論文によると、衝突が起きたのは18億?30億年前で、この時すでに地球は存在していたという。

オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライムなどはすべて、かんきつ類の「野生種」10種の組み合わせからなる交雑種であるとする研究論文が7日、発表された。この10種は約800万年前にアジアの単一の共通祖先から分岐したという。

 米エネルギー省共同ゲノム研究所(Joint Genome Institute)などの国際研究チームは今回、世界的に好まれているこの果物類のルーツにさかのぼる系統樹を作成するために、かんきつ類60種のゲノム(全遺伝情報)を解析した。

 論文の共同執筆者で、共同ゲノム研究所のグオホン・ウー(Guohong Wu)氏はAFPの取材に、全かんきつ類の根源をたどると、後期中新世のヒマラヤ(Himalaya)山脈南東部の丘陵地帯に行き着いたことを明らかにした。

 この祖先種は現代の「パペダ類」に似ていた可能性が高いという。パペダ類の果実は苦味と酸味が強く食用に適さない。