賢明な投資のための指針4カ条
では、投資家はどう対応すべきだろうか。私の投資指針は以下の通りである。

(1) 投資・金融商品を含むあらゆるセールスマンは投資家(ユーザー)の利益のためではなく、自身の販売利益のために働いていると肝に銘じよ

(2) 年率1〜2%程度のコスト格差でも長期では大きな相違になると認識せよ

(3) 株投資はTOPIX(米国ならS&P500など)のETF、もしくは手数料の安いインデックス投資信託を主体に据える

(4) 市場平均リターンを超えることを狙いたいという欲望があるならば、手数料の安いインターネット証券トレーディングで、自分で選んだ個別株式銘柄に投資することを(3)に加えることで充足する(成功しない場合もあるが、少なくとも余計な手数料は最小限にできる)