アフリカのケニア北西部で、現在の人類(ホモ・サピエンス)につながるとされてきたホモ・ハビリスの新たな化石が見つかった。従来より約20万年新しい144万年前のものとみられる。ホモ・サピエンスの直接の祖先とされるホモ・エレクトスとの共存期間が約50万年に延びることから、研究チームは「ハビリスはエレクトスの祖先ではなく『兄弟分』だったのではないか」としており、人類進化の道筋が変わる可能性もある。