2007-10-31 ■ 注目 注目 僕はつぶやいた。「あの時、押し間違えたボタンはどうすればキャンセルできるのかな。」18階が開き、そして誰も乗り降りしないまま、ドアが閉まった。「押し続ければいいんじゃない?まだキャンセルは効くみたいよ」なるほど。そして、僕は黙って彼女の唇に唇を押し当てた。あの時押したボタンがキャンセルされるまで、ずっと。