Wie教授はワイアードの取材に対し、次のように述べている。「実際その必要に迫られた場合に本当に使えるのは、どの手段または技術なのか、2008年現在もなお専門家の間で意見がわかれている。そこでわれわれは、世界中から専門家を集め、偏見にとらわれない技術研究を行なってもらうために同センターを創設した」

地球はこれまでにも、環境が激変するほど大型の小惑星の衝突に何度か見舞われていると研究者たちは考えている。6500万年前には、直径約10キロメートルの小惑星ユカタン半島を直撃して巨大なクレーターを残し、おそらくは恐竜を含め、当時地球に生息していたほとんどの生物を絶滅させる原因となった。