バンター研究員はブラジルとデンマークで発見された1億年前の恐竜時代の羽の化石を電子顕微鏡を使って分析することで化石の中に、当初は化石化したバクテリアだと思われていた構造部分が、実はメラニン色素を含む細胞「メラノソーム(melanosomes)」であることを発見。

 その上で、バンター研究員はメラニン色素の構造は数百万年から数億年が経過しても化石化することで原型を止めることが可能なこと、更に、化石化メラノソームの構造を分析することで、オリジナルの色がどのようなものだったのか、判別することに成功した。