国立衛生研究所の研究チームがダウン症の出生前治療に関する実験を行い、論文を発表した(論文要旨)。トリソミーを持つ個体を身ごもったマウスの妊娠中期に同ペプチド 2 種を注入したところ、生まれたマウスは触覚刺激への反応や、掴む能力などにおいて通常のマウスと同等の発達がみられた。また、トリソミー個体のグリア細胞では過少生成されるタンパク質 ADNP も正常値を示した。研究チームは、この結果はどちらもダウン症の影響をいくらか排除できたことを示唆しているとしている (本家記事, New Scientist の記事)