さびたり、頭がつぶれたネジでもつかんで外せるプライヤー(物をつかみ引っ張るための工具)「ネジザウルス」。2002年にシリーズ第1弾を投入後、次々と商品を進化させ、6月にシリーズ最新モデルとなる4代目ネジザウルス「GT」を発売した。
 開発したのは、業務用工具メーカーのエンジニア(大阪市東成区)。工具は年間数千本売れればヒット商品といわれるなか、10月までに全シリーズで約53万5000個を販売し、驚異のヒットを続けている。
 一般的なプライヤーは、先端のくわえ部に横溝しか付いておらず、ネジをつかんでもすべって回せない。この構造的な欠陥に着目し、くわえ部に微妙な角度を付けた縦溝を入れることで、確実にネジをつかみ回せるようにした。