• がんばれ!

運用チームが異変に気付いたのは、4月22日だった。探査機の状態は基本的に良好なのだが、観測データを地球送信用にフォーマットする部分に不具合が生じており、こちらで受信したデータを正常に解読できない状態になっていたという。この後、姿勢制御など予定されていたいくつかの運用が行われたため、再び該当箇所のチェックが行われたのは4月30日になってからで、以後、トラブルシューティングが続いている。

ちなみに、地球からボイジャー2号までは光速で約13時間の距離。こちらからコマンドを送信し、その返信が帰ってくるのに丸1日以上を要するのである。