和歌山で実行委員を務める丸谷さんは1999年12月に息子の康政くん(当時15歳)を亡くした。警察からは「ビル3階からの飛び降り自殺」と言われた。しかし、丸谷さんは、康政くんが集中治療室で治療中だったにもかかわらず、警察が「それでは自殺ということで…」と調書を作ろうとしたことや、警官が警察手帳を示さず心ない発言をしたことに疑問を抱き、やり場のない思いにさいなまれた。妻のるみさんも「周囲からも理解されなかった。『警察がそんなこと言うわけがない。聞き間違えだ』と言われたこともあった」という。