1章 なぜ社長のベンツは中古の4ドアなのか?
〜①2ドアより4ドアな理由〜
ベンツ⇒車⇒会社の経費で購入できる
⇒経費で落ちる⇒利益が少なくなる⇒税金が安くなる
経費か否かの最終判断は社長ではなく税務署が行う
そのため、2ドアよりも経費で落ちやすい
4ドアのベンツを社長は購入する

車の耐用年数=6年間
1200万円のベンツを購入した場合、
1200万÷6年=毎年200万円が経費で落ちる

〜②新車より中古車な理由〜
・新車の耐用年数=6年
・中古車の耐用年数=6年−経過年数
(ただし6年落ち以上は耐用年数2年)
7年物のベンツ(800万円で購入)なら
年間400万年も利益から落とせる

①②の理由から、
ベンツを買うなら中古の4ドアとなる

2章 なぜ、年商の4倍の借金のある旅館がつぶれないのか?
中小企業では赤字になったら赤字の原因を突き止めるより、
治療(お金の手配)が必要
赤字になってから原因を突き止めたところで遅い
中小企業における治療
⇒①お金を借りる②お金を返すのを待ってもらう

〜借金経営がなりたつ条件〜
①現金商売であること
(ツケ払いや出世払いのお客が少ないこと)
②原価率が低いこと
(在庫が負担が少ないこと)
③季節変動がないこと
(季節によって必ず出費が増える業種だと
 その時期は資金繰りがかなり厳しくなってしまう)

〜会計の赤字と資金繰りの赤字は違う!!〜
銀行から8億借りるのも10億借りるのも同じ
中小企業⇒返せないなら8億も10億も一緒
銀行⇒8億なら金利だけで年間2000万程
   10億ならさらに年間支払い額が増える

資金繰りが赤字でも、
会計が赤字でなければ(利益があれば)
銀行はお金を貸してくれる
逆に銀行がお金を貸さないと、
旅館は100%つぶれて金利払いがなくなるし、
貸したお金も返ってこない
それじゃ銀行も困るからお金を貸すしかない>