フンコロガシは天の川の光を頼りにまっすぐにふんを転がすという研究結果が25日、
科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に発表された。

 スウェーデン・ルンド大学(Lund University)などの研究者らと共同研究した南ア
フリカのウィットウォータースランド大学(University of the Witwatersrand)の
生物学研究チームは、地元のプラネタリウムで夜の空を再現し、フンコロガシの行動を観察した。
その結果、脳は小さく、視力は弱いフンコロガシが、天の川の星々の光を頼りにまっすぐ進み、
ふんを奪い合うライバルのいる場所に円を描いて戻らないように移動していることが分かった。