九州大などの研究グループは、体長1ミリの線虫に人間の尿の臭いを嗅がせ、その反応から高い精度で、がんの有無を判定できることを突き止め、11日付の米科学誌「プロスワン」電子版に発表した。費用は検査1回100円から数百円程度、約1時間半で結果が出る。日立製作所などと組んで装置の開発を進めており、平成31年にも実用化を目指している。