焼酎の原料になったとしたら、醗酵・濾過・蒸留などの過程でかなり除去されるかもしれませんが、せんべいなど米菓の原料になったり、そのままご飯として食べられたりした場合には、ほぼそのままアフラトキシンが生き残る可能性があります。今回の件で警戒するとしたらおそらくここでしょう。

 アフラトキシン汚染米がどの程度の濃度で、どこにどう流れていったかわかりませんので、今のところ危険度は何とも判定できません。均等にならされて市場に散っていったとするなら、さほど気にする量ではないのかもしれませんが、どこかで高濃度汚染米が固まって使われていたら、無視できない程度の発ガンリスクが生じる可能性はあります。