通常、これほどの規模の問題に対処しようとすれば、Windowsの新バージョンレベルの変更が必要になるが、Microsoftは大きな影響を与えることなく問題を解決できる方法がないか研究を続けた。Windows XP SP2やWindows Vistaで一部解決策を盛り込んだ後、昨年になって、ネットワークアプリケーションに与える影響を最低限に抑えながら、SMBRelay攻撃問題を解決できる方法があることを発見した。

 多大な時間をかけてこの方法の検証を行った後、セキュリティアップデートを開発した。それが11日に公開した「MS08-068」のアップデートで、これによって7年ぶりに、SMBRelay問題の修正に至ったという。