1.タッチ調整は「一番軽く」

 最近の電子ピアノは、3段階程度にタッチ調整ができます。
 これは、「一番軽く」に設定してください。そのほうが、「叩く強さ」に敏感になり、本物のピアノに近くなります。

(指の力をつけるために、「重く」に設定している人もいるかもしれませんが、普段、「重く」で練習していると、繊細なタッチから遠ざかってしまいます。
 ちなみに、タッチ調整を軽くすることで、指が弱くなることを心配する方は、
 ピアノ専門筋力トレーニングをご覧ください)

 2.ボリュームは本物並みに

 電子ピアノの利点に、「ボリュームを絞れば、練習が周りの迷惑にならない」というのがあります。
 しかし、ヘッドフォンをつける場合も、スピーカーで鳴らす場合も、ボリュームは本物のピアノのレベルに合わせてください。
 かなり大きな音に聞こえますので、少しボリュームを絞りたくなりますが、それをあえて我慢。機械のボリュームを下げないかわり、奏者のタッチによって音量を下げるのです。