• むりむり

大会では、参加者50人は99人の写真と名前や50行の自由詩、100個の数字の並び順などを記憶しなければならない。スピードナンバー競技では、コンピューター科学専攻の大学生、ネルソン・デリス(Nelson Dellis)さん(26)が、5分間で178の異なる数字を記憶し、ホワイトさんがもっていた記録を塗り替えてトップとなった。

 驚くべき記憶能力を持つ参加者たちだが、そのほとんどは特別なものではなく、日々の「頭の体操」がすべてだと語る。また、参加者の多くが、記憶する対象にあるイメージを関連づける記憶法を使っている。さらに、参加者たちは、大会の数か月前から集中トレーニング期間に入り、食事や生活習慣まで変えてコンディションを整えるのだという。