具体的には、縫合間隔は10?15mm、縫合針を通す位置は創縁部では表皮から1?3mmの深さで、創縁から5?10mmの真皮浅層を通るような運針だ。すると、創縁が少し盛り上がり、真皮と表皮が内側へ向かう(図11 b)。表皮は「皮膚の段差がなくなる程度の軽い縫合でよく、縫合用の皮膚表面接着剤や創傷被覆材などを利用してもいいのではないか」と松村氏は話している。