メス・アイナクは巨大な壁に囲まれた仏教都市で、略奪や旧支配勢力タリバーンによる破壊を免れ、幾つもの巨大な寺院や数千体もの仏像が残っている。古代都市を見下ろす巨大な仏像の多くは金箔で覆われ、見る者を圧倒する。同地はシルクロードの重要な町として、かつてはアジアの貿易や巡礼の拠点でもあったという。

日常生活について記した未発掘の写本も大量に存在するほか、仏教建築の下には青銅器時代の遺跡が眠っているとみられることも、ここ数年の考古学調査で判明した。