MicroStaqという企業が、新たに開発をした「Ventilum」というシリコン・ チップを使って、「液体の形になった冷媒を、微細な穴を通じて噴射する 機械的なメカニズムで作動する従来型の膨張弁」を置きかえる事が出来る、と 発表しています。

熱膨張弁という装置は、「エアコンや冷蔵庫の冷媒」を制御する為に使われて います。冷やすという機能は、冷媒が「液体」と「気体」の2種類の状態を行き 来する際に生じる「熱」のやりとりを制御する事によって行われているのです。

例えば、冷蔵庫は定期的に「うなり」をあげますが、それは気体状の冷媒 (温暖化ガスとして悪名高い「フロン」が、過去には多く使われていました) を圧縮機で圧縮して液体にしている時に生じている音です。(具体的な 冷媒の流れは、Watchの記事に詳しい説明がありますので、そちらでお読みに なってください)