この150人の法則を取り入れて成長した企業が防水繊維で有名なゴアテックスを生み出したゴア・アソシエイツだ。この企業は、規範とか肩書きというものを持たず、あたかもアメーバのように自然体の組織を実現してきた。工場の敷地の駐車場を150用意し、そこからあふれ出る車がちらほら出始めると、工場を分割して、常に150人より小さい組織を維持しながら成長していったのである。