どうやら、骨折によってダメージを受けた自分自身の細胞から漏れ出したミトコンドリアの残骸が、身体の免疫システムによって細菌と誤認識された結果、過剰な免疫反応(炎症反応)が誘発されのが、SIRSの原因だったようです。実際、ミトコンドリアは、細胞内小器官であるにもかかわらず、その由来は大昔に細胞に共生した細菌が由来だと考えられており、これが、免疫システムの誤認識を招いたのかもしれないとのことです。