最低保証があり、運用がうまく行った場合は、たくさんのリターンがありますよ、というのが変額年金の売り文句なのですが、大体は運用がうまく行かずに、割高な保険料を支払っておしまいということが多いです。「こうなる可能性があります」という、可能性の要素、つまり、ブラックボックス的要素が多ければ多いほど、保険会社が儲かる可能性は高まります。保険は掛け捨てがいい、資産運用商品は事前にリターンが分かっているものの方が確実と言われる理由は、このブラックボックス部分がないからですね。

さすがに妻もこの変額年金保険には全く惹かれなかったようです。で、彼女のブログでも書いていたように、この保険マン、本人はデキル営業マンのおつもりだったようですが、とんだ勘違いさんでした。

いはく、

「この名刺についているロゴは、世界の優秀な生保マンにしか与えられないんです」
「私は優秀な営業マンなのですごい稼いでいる」
「投資用マンションも5棟ほど持っている」
「ポルシェに乗っています」

つまり、彼は自分がボロ儲けしていることをアピールすることで自分が優秀な営業マンだと言う訳ですが、販売側がボロ儲けする仕組みであれば、そんな保険商品、購入するだけバカみたい、ということを彼は露呈しているわけです。しかし、そんなことはつゆ知らず、金持ち自慢を延々としていました。